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終わりの始まり

塩野七生著

(新潮文庫, し-12-79, し-12-80, し-12-81 . ローマ人の物語 / 塩野七生著||ローマジン ノ モノガタリ ; 29-31)

新潮社, 2007.9

タイトル別名

Res gestae populi Romani

Finis Principium

タイトル読み

オワリ ノ ハジマリ

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注記

その他のタイトルはカバーによる

年表: 下巻末

参考文献: 下巻pi-viii

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784101181790

内容説明

2世紀後半、五賢帝時代の最後を飾る皇帝マルクス・アウレリウスが即位した。弟ルキウスを共同皇帝に指名した彼に課されたのは、先帝たちが築き上げた平和と安定を維持することであった。だがその治世は、飢饉や疫病、蛮族の侵入など度重なる危機に見舞われる。哲学者としても知られ賢帝中の賢帝と呼ばれた彼の時代に、なぜローマの衰亡は始まったのか。従来の史観に挑む鮮烈な「衰亡史」のプロローグ。

目次

第1部 皇帝マルクス・アウレリウス—在位、紀元一六一年‐一八〇年(育った時代;生家;子育て;少年時代;成人式;帝王教育;ローマ人のフィロゾフィア;ローマ帝国の安全保障史;次期皇帝マルクス;ローマ人の一日 ほか)
巻冊次

中 ISBN 9784101181806

内容説明

弟ルキウスの死後、単独の皇帝として広大や帝国を維持すべく奮闘するマルクス・アウレリウス。その後半生は蛮族との戦いに費やされ、ついにはドナウ河の戦線で命を落とすという運命を辿る。さらにマルクスは、他の賢帝たちの例に従わず、後継者に実子コモドゥスを指名していた。そしてこれが、コモドゥス即位後の混乱を生む土壌となる—「パクス・ロマーナ」はもはや過去のものとなってしまうのか。

目次

  • 第1部 皇帝マルクス・アウレリウス(承前)—在位、紀元一六一年‐一八〇年(ローマ人と蛮族;時代の変化;「マルクス・アウレリウス円柱」;ドナウ河戦線 ほか)
  • 第2部 皇帝コモドゥス—在位、紀元一八〇年‐一九二年(映画と歴史;戦役終結;「六十年の平和」;人間コモドゥス ほか)
巻冊次

下 ISBN 9784101181813

内容説明

失政を重ねたコモドゥスは暗殺され、ローマは帝位を巡って5人の武将が争う内乱に突入した。いずれもマルクス・アウレリウスの時代に取り立てられた彼らのうち、勝ち残ったのは北アフリカ出身のセプティミウス・セヴェルス。帝位に登った彼は、軍を優遇することで安全保障体制の建て直しを図る。だがそれは、社会と軍との乖離を促すものでもあった。衰亡の歯車は少しずつその回転を早めていく。

目次

  • 第3部 内乱の時代—紀元一九三年‐一九七年(軍団の“たたきあげ”;皇帝ペルティナクス;帝位争奪戦のはじまり;ローマ進軍;首都で;ライヴァル・アルビヌス;もう一人の“たたきあげ”;イッソスの平原)
  • 第4部 皇帝セプティミウス・セヴェルス—在位、紀元一九三年‐二一一年(軍人皇帝;思わぬ結果;東征、そしてその結果;故郷に錦;ブリタニア;死)

「BOOKデータベース」 より

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