自由とは何か : 監視社会と「個人」の消滅

書誌事項

自由とは何か : 監視社会と「個人」の消滅

大屋雄裕著

(ちくま新書, 680)

筑摩書房, 2007.9

タイトル別名

自由とは何か : 監視社会と個人の消滅

タイトル読み

ジユウ トワ ナニ カ : カンシ シャカイ ト「コジン」ノ ショウメツ

大学図書館所蔵 件 / 177

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

かつてより快適な暮らしが実現した現代社会。各人の振る舞いは膨大なデータとして蓄積され、“好み”の商品情報が自動的に示される。さらにはさまざまな危険を防ぐため、あらかじめ安全に配慮した設計がなされる。こうして快適で安全な監視社会化が進む。これは私たち自身が望んだことでもある。しかし、ある枠内でしか“自由”に振る舞えず、しかも、そのように制約されていることを知らずにいて、本当に「自由」と言えるのか。「自由」という、古典的かつ重要な思想的問題に新たな視角から鋭く切り込む。

目次

  • 第1章 規則と自由(「個人」の自己決定と法・政治;自由への障害;二つの自由—バーリンの自由論;交錯する自由)
  • 第2章 監視と自由(見ることの権力;強化される監視;ヨハネスブルク・自衛・監視;監視と統計と先取り;監視・配慮・権力;「配慮」の意味;衝突する人権?;事前の規制・事後の規制;規制手段とその特質)
  • 第3章 責任と自由(刑法における責任と自由;自己決定のメカニズム;責任のための闘争—刑法四〇条削除問題;主体と責任)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA83048675
  • ISBN
    • 9784480063809
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    214p
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
ページトップへ