内部の人間の犯罪 : 秋山駿評論集
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内部の人間の犯罪 : 秋山駿評論集
(講談社文芸文庫, [あD3])
講談社, 2007.9
- タイトル読み
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ナイブ ノ ニンゲン ノ ハンザイ : アキヤマ シュン ヒョウロンシュウ
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注記
年譜: p294-313
著書目録: p314-317
内容説明・目次
内容説明
「犯罪」とは—。都市の空虚なビル、そのコンクリートの壁の上に、簡単な一本の線で描かれる「人間」の形である。少年による「理由なき殺人」の嚆矢、小松川女高生殺人事件。犯人の少年の獄中書簡に強く心を衝たれた著者は、動機の周りを低回する世間の言説に抗し、爆発的な自己表現を求めた内部の「私」の犯罪であるとする文学の言葉を屹立させた。他、永山則夫、金嬉老など、犯罪を論じた評論十七篇を精選。
目次
- 内部の人間の犯罪
- 殺人考
- 金嬉老の犯罪
- 現実は要求する、さらに深く問え
- 犯罪と文学
- 犯罪の形而上学
- 都市の犯罪
- 「犯罪」への意思
- 「犯罪」について
- スキャンダルと犯罪の繁栄
- 生を螺旋形に変えよ!
- 自己発見としての犯行
- 永山則夫と私
- 永山則夫への懐疑
- 余談・閑談
- 『山の人生』へ一言
- 少年の理由なき殺人と文学
「BOOKデータベース」 より