環境考古学事始 : 日本列島2万年の自然環境史
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書誌事項
環境考古学事始 : 日本列島2万年の自然環境史
(MC新書, 020)
洋泉社, 2007.10
- タイトル読み
-
カンキョウ コウコガク コトハジメ : ニホン レットウ 2マンネン ノ シゼン カンキョウシ
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注記
日本放送出版協会 1980年刊の再刊
内容説明・目次
内容説明
当時、地理学を専攻していた著者は、人類の歴史と自然の変動には大きな相関関係があると考え、全国の遺跡をまわり、地層内の土を採集し、土中の花粉や珪藻を分析した。その結果、当時の気候や森林植生の変遷、水面の変動などを緻密に再現することに成功したのである。縄文時代は森の文化であり、縄文時代の人々は、森の時間とともに生きていた。彼らは春夏秋冬という日本列島の季節の循環にぴったりと適応した生活を送っていた。1980年に出版された本書は、過去の気候や植生の変遷などが、人類史に大きな影響を与えることを明らかにした。その事実は、多くの読者に衝撃を与え、現在の環境考古学研究の礎を築いた。
目次
- 1 生態史の視点
- 2 地方文化のルーツ—旧石器時代
- 3 自然との調和の文化—縄文時代
- 4 水田稲作農業の文化—弥生時代
- 5 森林破壊期の文化—古墳時代・歴史時代
- 6 日本文化論への一視点
「BOOKデータベース」 より