中世の秘蹟 : 科学・女性・都市の興隆
著者
書誌事項
中世の秘蹟 : 科学・女性・都市の興隆
青土社, 2007.11
- タイトル別名
-
Mysteries of the Middle Ages : the rise of feminism, science, and art from the cults of Catholic Europe
中世の秘蹟 : 科学女性都市の興隆
- タイトル読み
-
チュウセイ ノ ヒセキ : カガク・ジョセイ・トシ ノ コウリュウ
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注記
原著 (Nan A. Talese/Doubleday, c2006) の翻訳
参考文献: p[467]-477
内容説明・目次
内容説明
ヨーロッパ中世は「暗黒」ではなかった。科学と人文精神を生み出した沸き立つ坩堝だった。いまだ異質のままだったユダヤ・キリスト教精神とグレコ・ローマン精神とが、その坩堝の中で混ぜ合わされ、新しい知と、女性への畏敬、そして美の感性が登場する—。都市と人物をたどり、歴史の「秘蹟」を描き出す、斬新・秀逸な中世論。いにしえの中世都市を巡り、偉人たちの活躍や思想をのぞき見る、万華鏡のような都市巡礼物語。
目次
- 前奏曲 理知の都アレクサンドリア—大いなる合流点
- 序 世界の十字路ローマ—ローマ人はいかにしてイタリア人になったか
- 1 閉ざされた園、ビンゲンとシャルトル—聖母信仰
- 2 愛の宮廷、アキテーヌとアッシジ—愛の追求
- 間奏曲 外の世界との遭遇—地中海、東洋、大西洋
- 3 天上のことを学ぶ大学、パリ—理性の称揚
- 4 地上のことを学ぶ大学、オックスフォード—錬金術師の探求
- 5 肉の礼拝堂、パドヴァ—画家の実験
- 6 光のドーム、フィレンツェ—詩人の夢
- 7 死の都ラヴェンナ—政治家の空虚さ
- 後奏曲 廃墟への嗜好—ダンテ風の瞑想
「BOOKデータベース」 より