黒い聖母と悪魔の謎
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黒い聖母と悪魔の謎
(講談社学術文庫, [1844])
講談社, 2007.11
- タイトル読み
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クロイ セイボ ト アクマ ノ ナゾ
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注記
大文字版
1998年 講談社現代新書刊の文庫化
本書でとりあげた主な大聖堂所在地図: 巻末
内容説明・目次
内容説明
ラテン十字形の平面図のもと、この世における神の国として建てられた中世西欧の大聖堂。入口は西側に、主祭室は東側に、北側には旧約世界、光溢れる南側には新約世界を、と一定の「文法」に従う建築物の中、そうした神の体系から逸脱する表現が現れる。葉人間、ガルグイユ、悪魔など奇怪な造形が表す意味は何か。キリスト教美術の“綻び”を解読。
目次
- 序 図像学(イコノグラフィ)とは
- 第1章 悪魔の出現とその形態
- 第2章 ロマネスク美術と『黙示録』
- 第3章 右と左の序列—左は悪い方向
- 第4章 謎の黒い聖母像
- 第5章 『旧約聖書』伝壁画のなかの横顔像
- 第6章 目隠しされた女性像—シナゴーガ表現
- 第7章 「葉人間」の正体
- 第8章 怪物ガルグイユの象徴的意味
- 第9章 一角獣のタピスリーの意味
「BOOKデータベース」 より