二十歳にして心朽ちたり : 遠藤麟一朗と『世代』の人々
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二十歳にして心朽ちたり : 遠藤麟一朗と『世代』の人々
(MC新書, 022)
洋泉社, 2007.11
- タイトル別名
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二十歳にして心朽ちたり : 遠藤麟一朗と世代の人々
- タイトル読み
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ニジッサイ ニシテ ココロ クチタリ : エンドウ リンイチロウ ト セダイ ノ ヒトビト
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注記
新潮社 1980年刊の再刊
内容説明・目次
内容説明
府立一中・一高・東大で「秀才」の名をほしいままにした、同世代のシンボル的存在。昭和21年夏、学生たちが創り上げた総合雑誌『世代』の伝説の初代編集長・エンリンこと遠藤麟一朗。彼は無名のサラリーマンとして逝った。著者の数年前の世代として、数歩前を歩く“都会の秀才たち”はまさに著者の青春の前景にあった。彼の生涯とはいったい何だったのか。自らの青春の構造を確認すべく著者の「行脚と巡礼」の旅は始まる。—敗戦直後から1950年代、真の意味での「戦後」の錯乱の季節の底に流れていた、異様なほど熱気に満ちた「ルネサンス野望」は、なぜ蹉跌させられてしまったのか?敗戦直後のあの“精神の季節”とは何であったのか?自身、総合雑誌編集長して辣腕をふるった著者が熱い思いをこめてさぐった記念碑的処女作。
目次
- 序章 わが青春の前景
- 第1章 砂を噛む—アラビア石油カフジ基地
- 第2章 歌声酒場—住友銀行日比谷支店
- 第3章 常在高貴—東京山ノ手の子弟
- 第4章 仲間たち—一高明寮十六番
- 第5章 巷の饗宴—ニコライ堂のある坂道
- 第6章 女たち—米川邸サロン
- 第7章 散りゆく影—ダンスパーティからピクニツクへ
- 第8章 過去をもつ風景—酒房・風紋周辺
- 終章 独自ノ狂夫音信稀ナリ
「BOOKデータベース」 より