史記の「正統」
著者
書誌事項
史記の「正統」
(講談社学術文庫, [1853])
講談社, 2007.12
- タイトル別名
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『史記』二二〇〇年の虚実
史記の正統
- タイトル読み
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シキ ノ セイトウ
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注記
2000年に刊行された「『史記』二二〇〇年の虚実」の一部を書き直したもの
シリーズ番号はカバーによる
参考文献: p335-344
責任表示の「勢」の字は「生+丸+力」で作字
内容説明・目次
内容説明
一千ヵ所にも及ぶ年代矛盾。取り違えられた王侯、隠蔽された「史実」—。司馬遷らによる編纂過程で、いったい何が起きていたのか。そして『史記』自体の「虚像」はどのようにつくられたのか。膨大な年代矛盾の謎をことごとく解明し、中国古代の帝・王・宰相の「正統観」を明らかにした画期的論考。これで春秋戦国時代の「常識」は塗り替えられる。
目次
- 第1章 項羽・劉邦の「虚」と「実」(「唯一」の暦と「唯一」の正統;義帝殺害と漢天下統一の年代;「越」の正統と天下観;『史記』の「形」と漢の正統;封印された越の正統)
- 第2章 秦始皇帝の「虚」と「実」(秦天下統一の道筋;埋もれた式典;改元しない始皇帝;文字・貨幣の統一はあったか)
- 第3章 新しい春秋戦国時代像(二つの称元法と複数の暦の解明;失われた『竹書紀年』の復元;封君紀年の発見;誤れる蘇秦像)
- 終章 『史記』をどう読むか(『史記』年代整理作業の場;「おおやけ」の書『史記』;『史記』の材料と「おおやけ」;『史記』の「実」を読む)
「BOOKデータベース」 より