合コンの社会学
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書誌事項
合コンの社会学
(光文社新書, 331)
光文社, 2007.12
- タイトル読み
-
ゴウコン ノ シャカイガク
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内容説明・目次
内容説明
「合コンは、誰もが参加できる平等な競争の場である」—広く共有されたこの前提は、実は幻想にすぎない。男女は、まったくランダムに、真空状態のなかで出逢うのではない。そこには社会の階層性が色濃く反映され、職業や年齢や容姿を軸にした序列がはっきりある。私たちは、合コンを通して恋愛すべき相手と恋愛し、結婚すべき相手と結婚することで、社会構造の維持に貢献することになる。合コンは、現代の私たちが出逢うために創りだした、そして今や私たちを取りこもうとする、まごうことなき「制度」である。
目次
- 第1章 出逢いはもはや突然ではない—合コンの社会学・序
- 第2章 運命を演出するために—相互行為儀礼としての合コン
- 第3章 運命の出逢いは訪れない—合コンの矛盾
- 第4章 運命の相手を射止めるために—女の戦術、男の戦略
- 第5章 運命の出逢いを弄ぶ—自己目的化する遊び
- 第6章 それでも運命は訪れる—合コン時代の恋愛と結婚
- 第7章 偶然でなくても、突然でなくても—合コンの社会学・結び
- 補論 合コン世代の仕事と恋愛—自由と安定のはざまで
「BOOKデータベース」 より