明代白話小説『三言』に見る女性観

書誌事項

明代白話小説『三言』に見る女性観

張軼欧著

中国書店, 2007.11

タイトル別名

明代白話小説三言に見る女性観

タイトル読み

ミンダイ ハクワ ショウセツ サンゲン ニ ミル ジョセイカン

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注記

博士論文「『三言』にみる馮夢龍の女性観」 (関西大学, 2006年) をもとに加筆, 修正したもの

参考文献: p350-363

内容説明・目次

内容説明

中国古典短篇白話小説の宝庫と呼ばれる『三言』は、中国文学史において高い評価を受けている作品である。『三言』は明末以後の文学界に短篇白話小説を作る風潮を巻き起こした。多くの女性が登場し、多様な愛情表現と物語設定がこの作品の一つの特徴である。編者である馮夢龍が物語の女性達に託したメッセージは何か?多彩な女性像はどのような意味を持っていたのか?斬新かつ多角的な切り口でこの問いに迫った本書は、『三言』研究だけでなく、女性学などの他分野の研究にも役に立つであろう。

目次

  • 第1章 馮夢龍と『三言』についての研究
  • 第2章 明末清初における馮夢龍、及び『三言』の位置付け
  • 第3章 馮夢龍の『三言』の編纂
  • 第4章 『三言』における女性像
  • 第5章 馮夢龍の愛情観、結婚観
  • 第6章 馮夢龍の情欲観
  • 第7章 女性の智慧—馮夢龍の観点
  • 第8章 馮夢龍の思想—儒教に対する「反撥」と「回帰」
  • 第9章 『三言』の読者層
  • 第10章 愛情の物語から見た馮夢龍『三言』の編集意図

「BOOKデータベース」 より

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