日本ナショナリズムの前夜 : 国家・民衆・宗教

Bibliographic Information

日本ナショナリズムの前夜 : 国家・民衆・宗教

安丸良夫著

(MC新書, 023)

洋泉社, 2007.12

Title Transcription

ニホン ナショナリズム ノ ゼンヤ : コッカ ミンシュウ シュウキョウ

Note

朝日新聞社 1977年刊の再刊

Description and Table of Contents

Description

著者は、近代日本社会の基底にある民衆の自立した精神史を明らかにするにあたり、明治の啓蒙思想・自由民権思想・大正デモクラシーなどを追求する手法をあえてとらなかった。代わりに民衆宗教に注目したのである。なぜか。宗教は国家権力から自立した原始的なかたちであり、その精神にこそ、日本人が国家から自立するヒントが隠されているからである。だからこそ、国家は民衆宗教を弾圧した。国家が宣揚するナショナリズム(民族意識)に対抗する戦略は、民衆宗教に内包されていることを本書は明らかにする。

Table of Contents

  • 日本ナショナリズムの前夜—国体論・文明・民衆
  • 天皇制下の民衆と宗教
  • 出口王仁三郎の思想
  • 民衆思想の展開
  • 一揆記録の世界
  • 戦後イデオロギー論
  • 日本社会の「非宗教性」
  • 柳田学と民衆運動
  • 近代化日本の暗箱

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Details
  • NCID
    BA84417653
  • ISBN
    • 9784862482266
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    334p
  • Size
    18cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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