しくじった皇帝たち
著者
書誌事項
しくじった皇帝たち
(ちくま文庫, [た-37-6])
筑摩書房, 2008.1
- タイトル読み
-
シクジッタ コウテイタチ
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注記
「中国の群雄」第8巻「亡国の皇帝」(1998年4月講談社刊) 所収の「隋の煬帝」および「幸田露伴と支那ー「運命」と建文出亡傳説」(「文學界」2002年2月号掲載) をもとに、大幅に手入れを施し編集したもの
内容説明・目次
内容説明
父から受け継いだ巨額の富を浪費し、建国から二代で亡国の憂き目に遭った隋の煬帝。悪逆非道の暴君で名高いが、父を殺し帝位を奪ったのは事実か。祖父から帝位を継ぐや否や奸計を巡らし次々と叔父たちの王国を取り潰した明の建文帝。燕王率いる叛乱軍の侵攻による落城の猛火の中を逃げのびたとされるのは事実か。国家経営をしくじった二人の皇帝—その興亡の顛末をホントとつくり話の襞にわけいり、史実の闇に光をあてた歴史評伝。
目次
- 隋の煬帝(さあ煬帝のお話のはじまりだ;煬帝はホントに「父殺しの大罪」をおかしたのか;父の遺産を気前よく使って;大臣が叛乱をおこしたl乱世の英雄はこの人、李蜜だ;みじめな煬帝の最期)
- 露伴『運命』と建文出亡伝説(『運命』と建文出亡伝説;「自跋」について;『駿台雑話』の建文帝;建文帝はどうなったのか?)
「BOOKデータベース」 より