書誌事項

コオロギと革命の中国

竹内実著

(PHP新書, 502)

PHP研究所, 2008.1

タイトル読み

コオロギ ト カクメイ ノ チュウゴク

内容説明・目次

内容説明

中国で盛んにおこなわれる「コオロギの相撲」を見ながら、井岡山における毛沢東の革命を思い浮かべた著者。それは、正面きっての戦闘を避けた「ぐるぐるまわり」の戦術だった。さらに、「コオロギの相撲」は、『阿Q正伝』(魯迅)の決闘シーンにもつながるという。周囲にやじ馬が群がり、見せ物となっているからだ。革命を夢みる中国人の本質とは何か。魯迅や秋瑾は大衆に何を見たのか。中国研究の泰斗が、「コオロギ」を手がかりに、禹域(中国)の思想、歴史、人間模様を読みといた随想録。

目次

  • 序 中国における革命
  • 第1話 コオロギの話
  • 第2話 阿Qと小D・「復讐」の詩
  • 第3話 短刀の話
  • 第4話 秋雨秋風 人を愁殺す
  • 第5話 家系、軍閥、そして“見る”こと
  • 第6話 ふたたびコオロギの話・山東省のこと

「BOOKデータベース」 より

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