言葉
Author(s)
Bibliographic Information
言葉
(岩波現代文庫, 学術 ; 181 . 哲学コレクション||テツガク コレクション ; 3)
岩波書店, 2008.2
- Title Transcription
-
コトバ
Available at / 120 libraries
-
No Libraries matched.
- Remove all filters.
Search this Book/Journal
Description and Table of Contents
Description
言葉は事実を言うこともできるし、無いことを言うこともできる。虚空に於てある世界に存在する人間の真実を、言葉は虚と実の間で顕しまた隠す。言葉とは何か。言葉を言う人間は言葉で現実を把成し、また、言葉で虚に遊ぶ。実の言葉のみならず、虚の言葉の働きをも感得しつつ、経験と言葉を根源的に思索する珠玉の論稿。新編集版の著作集成。
Table of Contents
- 言葉を聞く(黒姫山と妙高山の間に日はしずむ;薔薇、おお!純粋な矛盾;待つといふ一つのことを教へられ;しづかなる病の床に;かの椅子によりて物かき;妙;それはいいことだ;満船空しく月明を載せて帰る;空に翻る黄葉誰が為にか飛ぶ;彼一語 我一語 秋深みかも;「寒い晩だな」「お寒い晩でございます」)
- 1 言葉とは何か(ことば—その「虚」の力;根源語—あるいは実存と虚存と;根源語とその分節—リルケの遺偈に則して;経験と言葉—宗教と哲学;言葉と神秘主義)
- 2 言葉の遊戯—「虚空/世界」遊戯としての言葉(連句形式と禅問答;解釈と転釈—二重世界における解釈の超可能性;切字と季語;「禅=問答」と対話)
- 3 言葉の問題(エックハルトのドイツ語説教における「言葉」の問題;禅の言葉;禅と哲学)
by "BOOK database"