時の終わりへ : メシアン・カルテットの物語
著者
書誌事項
時の終わりへ : メシアン・カルテットの物語
(叢書・20世紀の芸術と文学)
アルファベータ, 2008.2
- タイトル別名
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For the end of time : the story of the Messiaen quartet
時の終わりへ : メシアンカルテットの物語
Olivier Messiaen
- タイトル読み
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トキ ノ オワリ エ : メシアン カルテット ノ モノガタリ
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注記
原タイトル: For the end of time : the story of the Messiaen quartet
ディスコグラフィー: 巻末p7-9
Bibliography: 巻末p32-37
内容説明・目次
内容説明
20世紀のフランスを代表する作曲家メシアンの伝記は多く著されている。しかし、代表作「時の終わりへの四重奏曲」について書かれていたとしても、それは作曲法の歴史的考察でしかなく、さらなる理論的分析への序章にすぎない。四重奏曲の歴史に触れている著者の多くが二次的資料か作曲家自身の言葉を引用している。他の三人の演奏家やその家族への取材、歴史的初演についての証言、初演がおこなわれた第八A捕虜収容所に関する資料を検証したものは、ほとんど見られない。本書によって、「時の終わりへの四重奏曲」誕生の歴史は初めて記される。捕虜収容所での生活を描き、この作曲家とドイツ当局や仲間の音楽家たちとの関係、メシアンが語りたがらなかった収容所での体験などを調べた。初演を前後して、メシアンたちは幸運をつかんだが、それはこの四重奏曲の歴史のなかでもっとも興味をひかれるであろう。
目次
- 誘い
- 第1章 始まり
- 第2章 捕虜収容所にて
- 第3章 初演に向けて
- 第4章 間奏曲
- 第5章 初演
- 第6章 解放
- 第7章 その後
- 第8章 永遠へ
- 資料
「BOOKデータベース」 より