自然主義のレトリック
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自然主義のレトリック
双文社出版, 2008.2
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シゼン シュギ ノ レトリック
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内容説明・目次
内容説明
自然主義—ことに田山花袋の「平面描写」—を、エクリチェールと文学史の“零点”に据えつつ文学史を構想してしまうような無意識への懐疑。
目次
- 序章 自然主義のレトリック
- 第1章 歴史認識としての自然主義—文学史の田山花袋/田山花袋の文学史
- 第2章 三人称への跳躍—江見水蔭「十人斬」と田山花袋『重右衛門の最後』
- 第3章 経験と伝聞—『重右衛門の最後』と『遠野物語』における“事実”の語り方
- 第4章 “美文”と“小説”—田山花袋の“小説”認識について
- 第5章 「無技巧」の修辞学的考察—田山花袋の文体練習と修辞学の動向をめぐって
- 第6章 写実から描写へ—明治三十年代の写実表現と田山花袋
- 第7章 “虚子の写生から小説へ”の意味—「文章世界」の「写生と写生文」特集から
- 第8章 “書くこと”と“忘れること”—「蒲団」、文学者の煩悶のゆくえ
- 第9章 三人称を生きる読者—『田舎教師』、ある同時代読者の読みをめぐって
「BOOKデータベース」 より