再帰的近代の政治社会学 : 吉野川可動堰問題と民主主義の実験
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再帰的近代の政治社会学 : 吉野川可動堰問題と民主主義の実験
(MINERVA社会学叢書, 30)
ミネルヴァ書房, 2008.3
初版
- タイトル読み
-
サイキテキ キンダイ ノ セイジ シャカイガク : ヨシノガワ カドウゼキ モンダイ ト ミンシュ シュギ ノ ジッケン
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注記
その他の編著者: 樋口直人, 矢部拓也, 高木竜輔
引用文献: p309-323
内容説明・目次
内容説明
1992年に吉野川可動堰建設計画が明らかになってからの徳島では、堰の是非をめぐる住民投票を経て以降も毎年のように既成政治と住民運動が対峙する選挙が行われた。本書ではこうした徳島の政治変動から、再帰的近代に向かうマクロな変動と民主主義のあり方を問う。
目次
- 序章 ポスト55年体制の地方政治と社会変動—脱政党時代における対立軸と連合形成をめぐって
- 第1章 住民運動の発生から住民投票へ—可動堰建設をめぐる「技術」と「民意」の交錯
- 第2章 「声なき声」の勝利—住民投票での投票行動
- 第3章 シングルイシューから民主化運動へ—住民運動の成功と変質
- 第4章 知事汚職と大田県政の誕生をめぐる投票行動—有権者連合のダイナミクス
- 第5章 改革フレームの不発—大田県政におけるフレーム抗争
- 第6章 保守復権の選挙戦略—2003年知事選と選挙マシーンの機能
- 第7章 利益媒介から行政改革へ—飯泉県政の政治手法と行政運営
- 第8章 底辺民主主義の蹉跌—2004年市長選の投票行動
- 第9章 日本版「緑赤連合」の軌跡—反保守連合はなぜ失速したのか
- 終章 政治変動と民主主義—システム転換の産みの苦しみのなかで
「BOOKデータベース」 より