ノイズとダイアローグの共同体 : 市民社会の現場から
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ノイズとダイアローグの共同体 : 市民社会の現場から
筑波大学出版会 , 丸善株式会社出版事業部 (発売), 2008.3
- タイトル読み
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ノイズ ト ダイアローグ ノ キョウドウタイ : シミン シャカイ ノ ゲンバ カラ
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注記
内容: 序章: ノイズという「現場」, 第I部: 芸術と市民社会(第一章「「市民社会」の中の絵画」-第四章「メディウムと幻視の共同体」), 第II部: 市民社会とインターネット(第五章「情報社会の中の「天譴」論」-第八章「電子ネットワーク上で自己を物語る」), 第III部: 歴史の中のマイノリティ(第九章「歴史の中のイスラームとスペイン市民社会」-第一二章「有害メディアからの少年保護」), 第IV部: 一八世紀ドイツの市民的公共性と社交性(第一三章「クニッゲと啓蒙の社交性」-第一六章「初期ロマン派における社交性と文芸的公共性と秘教性」), 第V部: 「啓蒙」の可能性と市民社会の夢(第一七章「孤独な散歩者は市民社会の夢をみるか?」-Chaptire21「Marguerite Duras」), あとがき(川那部保明), 執筆者・翻訳者一覧
フランス語論文2編あり
参考文献: 章末
収録内容
- ノイズという「現場」 : ジャコメッティ「模写についてのノート」から / 川那部保明 [執筆]
- 「市民社会」の中の絵画 : 一九世紀英国のナラティヴ・ペインティング / 谷田博幸 [執筆]
- 「叫び」から「微笑み」へ : フランシス・ベイコンの描いた身体を市民社会が抱擁するということ / 山口惠理子 [執筆]
- インドモダンのアレゴリーと瞑想する卵 : リムゾン《話す石たち》のプリミティズム / 内山田康 [執筆]
- メディウムと幻視の共同体 / 吉野修 [執筆]
- 情報社会の中の「天譴」論 : 日本的「非合理主義」とメディア観・社会観・プライヴァシー観の関連について / 仲田誠 [執筆]
- 市民エンパワーメントとメディア利用 / 海後宗男 [執筆]
- 情報社会の倫理 : 比較文化論的試み / ラファエル・カプーロ [執筆] ; 仲田誠訳
- 電子ネットワーク上で自己を物語る : ウェブ日記を題材に / 田村貴紀 [執筆]
- 歴史の中のイスラームとスペイン市民社会 : グラナダ奪取祭の変容 / 宮崎和夫 [執筆]
- 市民社会におけるヒターノ : 自立、選択、そして市民社会参加 / 久野聖子 [執筆]
- 「共同体異分子」の処遇 : ドイツの更生保護教育史における「少年保護収容所」の問題 / マルティン・グーゼ [執筆] ; 畔上泰治編訳
- 有害メディアからの少年保護 : ドイツ連邦共和国少年有害メディア審査機関 / ペートラ・マイアー [執筆] ; 畔上泰治訳註
- クニッゲと啓蒙の社交性 : カントとシュライアーマッハーとの連関の中で / 笠原賢介 [執筆]
- 一八世紀ドイツの文芸的公共性の一特徴 : J・G・ヘルダーにおける作家と読者の位置づけの問題を中心に / 濱田真 [執筆]
- 『若いヴェルターの悩み』とドイツ一八世紀の市民 : ノルベルト・エリアスの理論をもとに / 武井隆道 [執筆]
- 初期ロマン派における社交性と文芸的公共性と秘教性 : ノヴァーリスを中心として / 中井章子 [執筆]
- 孤独な散歩者は市民社会の夢をみるか? : 「啓蒙」と「自己への配慮」 / 佐藤淳二 [執筆]
- フーコーによるネオリベラリズム : 『生政治の誕生』をめぐって / 佐藤嘉幸 [執筆]
- エートスの製作(ポイエーシス)としての「生(ビオス)の技法」 : フーコーとデリダによる「みずからに死を与える主体」の行為論 / 廣瀬浩司 [執筆]
- L'expérience de l'instant : J.-J. Rousseau ou la scene originaire de la modernité / Junji Sato [執筆]
- Marguerite Duras : communauté des amants, communauté à deux / Osamu Hayashi [執筆]
内容説明・目次
内容説明
芸術、情報、思想、そして日々の生活に潜勢する、ざわめきの数々。記憶と夢想と想念から立ちのぼり、人々の集合体に市民社会というかたちをとらせようと/とらせまいとして胎動するものの現場に、人文諸科学の視点から鋭く迫る。ノイズからダイアローグへ、ダイアローグから共同体への、迷路のごとき道のり。
目次
- ノイズという“現場”—ジャコメッティ「模写についてのノート」から
- 第1部 芸術と市民社会(「市民社会」の中の絵画—一九世紀英国のナラティヴ・ペインティング;「叫び」から「微笑み」へ—フランシス・ベイコンの描いた身体を市民社会が抱擁するということ ほか)
- 第2部 市民社会とインターネット(情報社会の中の「天譴」論—日本的「非合理主義」とメディア観・社会観・プライヴァシー観の関連について;市民エンパワーメントとメディア利用 ほか)
- 第3部 歴史の中のマイノリティ(歴史の中のイスラームとスペイン市民社会—グラナダ奪取祭の変容;市民社会におけるヒターノ—自立、選択、そして市民社会参加 ほか)
- 第4部 一八世紀ドイツの市民的公共性と社交性(クニッゲと啓蒙の社交性—カントとシュライアーマッハーとの連関の中で;一八世紀ドイツの文芸的公共性の一特徴—J・G・ヘルダーにおける作家と読者の位置づけの問題を中心に ほか)
- 第5部 “啓蒙”の可能性と市民社会の夢(孤独な散歩者は市民社会の夢を見るか?—“啓蒙”と「自己への配慮」;フーコーによるネオリベラリズム—『生政治の誕生』をめぐって ほか)
「BOOKデータベース」 より