とはずがたりの表現と心 : 「問ふにつらさ」から「問はず語り」へ

書誌事項

とはずがたりの表現と心 : 「問ふにつらさ」から「問はず語り」へ

標宮子著

(聖学院大学研究叢書, 7)

聖学院大学出版会, 2008.2

タイトル別名

とはずがたりの表現と心 : 問ふにつらさから問はず語りへ

タイトル読み

トワズガタリ ノ ヒョウゲン ト ココロ : トウニ ツラサ カラ トワズガタリ エ

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注記

お茶の水女子大学へ提出した学位論文をもとにしたもの

初出一覧: p501-505

参考文献: p506-528および章末

内容説明・目次

目次

  • 第1編 『とはずがたり』の成立—問題の所在(「問ふにつらさ」から「問はず語り」へ—問題提起;『とはずがたり』の執筆時期について—附、現行年立に見られる問題点)
  • 第2編 『とはずがたり』の人物造型(『とはずがたり』の二条像;雪の曙;有明の月)
  • 第3編 『とはずがたり』の主要モチーフ(作者二条の自恃と矜持—「祖父久我太政大臣が子」をめぐって;中院(久我)雅忠・二条父娘の拘り—素服を賜る人々;父雅忠の死と後深草院二条の信仰)
  • 第4編 『とはずがたり』の表現手法(起筆部に見られる「語り」の姿勢;『とはずがたり』の語りの独自性—“歴史的現在法”との相違をめぐって)
  • 第5編 『とはずがたり』の自照性(作者の自己描出と本作の自照性—葛藤と詠歎;「なほも心のありけるにや」考—その自照表現のもたらされた背景を探る)
  • 終章 『とはずがたり』の主題と構想(文永八年—起筆の年;北山准后九十賀の位置付け—前編の締めくくり;前後編を貫くもの—主題・構想・執筆動機;主題ならびに「問はず語り」への転換点)

「BOOKデータベース」 より

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