非神秘主義 : 禅とエックハルト
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非神秘主義 : 禅とエックハルト
(岩波現代文庫, 学術 ; 182 . 哲学コレクション||テツガク コレクション ; 4)
岩波書店, 2008.4
- タイトル読み
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ヒ シンピ シュギ : ゼン ト エックハルト
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内容説明・目次
内容説明
ドイツ神秘主義の主峰エックハルトと禅は魂の根底とは何かという問いに向きあい、それは神の根底であり無であると説く。東西の伝統の狭間を通底して響きあう両者にとって根源的経験とは何か。著者はそこに神秘主義的合一を脱却した非神秘主義の自由な平常心を見て取る。現代における人間存在の窮地を様々な連関から長年にわたって究明してきた独自の深い思索が光を放つ。新編集版の著作集成。
目次
- 序説(禅への道;禅—その相貌と風貌;法は人によって貴し;マイスター・エックハルト—思想の運命;非神秘主義へ)
- 対照(禅とエックハルト)
- 神秘主義と非神秘主義(中世の神秘主義;神秘主義とは何か;神秘主義の意義;神秘主義から非神秘主義へ;「一」をめぐって)
- 禅(坐禅論—道元「普勧坐禅儀」をめぐって;日常工夫;「わが禅は坐禅にあらず」;円相・空相・狂相;真の自己—「十牛図」を手引にして)
- マイスター・エックハルト(離脱—脱却して自由;「マルタは長くかつ善く生きた」;説教におけるエックハルトの「私」)
「BOOKデータベース」 より