大正幻影
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大正幻影
(岩波現代文庫, 文芸 ; 133)
岩波書店, 2008.4
- タイトル読み
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タイショウ ゲンエイ
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注記
1990年10月新潮社より刊行されたものを底本とする
内容説明・目次
内容説明
本書は佐藤春夫、谷崎、芥川、荷風らの作品を論じた評論集である。デカダンス、ドッペルゲンゲル、水への憧れ、失われた美へのノスタルジー、死や神経衰弱との戯れ、映像世界への惑溺、植民地体験…。墨田川を原風景として彼らは自分だけの小さな部屋で現実とは異なる淡い夢を見ようとした。大正は激動の明治と昭和の狭間にあって、「幻影」にふさわしい時代であった。
目次
- ビーダーマイヤーのささやき
- 花の感受性
- 幻影の街
- 路地裏の散歩者たち
- 文士が映画と出会うとき
- 自己分裂という物語
- 「水の都」のユートピア
- 支那服を着た少女
- 異国への憧憬
- 南方の夢草
- 廃墟のなかの幻覚
- 病める名探偵たち
- 「紙上建築」の世界
- 神経衰弱と死
「BOOKデータベース」 より