「邪馬台国畿内説」徹底批判 : その学説は「科学的」なのか

書誌事項

「邪馬台国畿内説」徹底批判 : その学説は「科学的」なのか

安本美典著

(推理・邪馬台国と日本神話の謎)

勉誠出版, 2008.4

タイトル別名

邪馬台国畿内説徹底批判 : その学説は科学的なのか

タイトル読み

ヤマタイコク キナイセツ テッテイ ヒハン : ソノ ガクセツ ワ カガクテキ ナノカ

大学図書館所蔵 件 / 49

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

内容説明

「邪馬台国畿内説」は、科学的方法によっているであろうか。あまりにも事実を無視し、推論が恣意的である。関係のない考古学的事実を、「畿内説」に結びつけ、マスコミ報道にもちこめば成功、という方法をくりかえしている。「検証」がぬけている。この方法は「旧石器捏造事件」で懲りたはずではなかったか。事実を、冷厳に直視すれば、邪馬台国時代の畿内は、なお「扁平鈕式銅鐸」の時代である。「邪馬台国畿内説」は「はじめに畿内説ありき」の思いこみにもとづく共同幻想である。

目次

  • 第1章 邪馬台国は、北九州にあったとする理由—「考古学的事実」は、「畿内説」を支持していない(佐賀新聞社など主催のシンポジウム;「邪馬台国九州説」の考古学的な根拠;「邪馬台国九州説」の文献学的な根拠)
  • 第2章 考古学者・白石太一郎氏の「事実」無視の解釈論—「思いこみ」があって、「証明」がない(「狗奴国=濃尾平野説」は、古代妄想だよ;「卑弥呼の墓=箸墓古墳説」なんてなりたつの?;白石太一郎氏の議論の粗雑さ)
  • 第3章 考古学者・樋口隆康氏の説を撃破する—「スプリング8」による分析結果報道などは、デタラメだ(間違いだらけの「邪馬台国畿内説」;泉屋博古館(樋口隆康館長)のほとんどデタラメな発表)
  • 第4章 邪馬台国時代の畿内—それは、「扁平鈕式銅鐸」の時代だった(北九州の邪馬台国時代は、庄内式土器の時代だった;庄内式土器は、北九州で発生した;「長宜子孫銘内行花文鏡」の時代)
  • 第5章 三世紀後半の畿内—それは、「近畿式・三遠式銅鐸」の時代だった(銅鐸廃棄終焉の年代;「魏晋鏡」「画文帯神獣鏡」「三角縁神獣鏡」の時代)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA85710165
  • ISBN
    • 9784585053927
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    17, 339p, 図版[3]p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
ページトップへ