平家物語・装置としての古典
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平家物語・装置としての古典
春風社, 2008.4
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平家物語装置としての古典
平家物語 : 装置としての古典
- Title Transcription
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ヘイケ モノガタリ・ソウチ トシテノ コテン
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Prefectural University of Hiroshima Library and Academic Information Center
913.434||Ta29110040668
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Note
タイトルは奥付による
軍記物語の引用・参照文献出典: p [8] - [10]
参考文献一覧: 巻末pvii-xvi
軍記物語以外の引用・参照本文一覧および索引: 巻末pv-vi
Description and Table of Contents
Description
日本的無常観の源流とされる「祇園精舎」は、権力の讃歌だった。ナショナリズムの高揚するとき、古典は感性と思考を規範化する装置となる。批評理論を援用した性・死・共同体をめぐる物語解釈。
Table of Contents
- 1部 秩序を補完/撹乱する『平家物語』(軍記物語と「現在」をつなぐ二、三の断章—「名誉の死」とはなにか;叛乱=乱反射する「祇園精舎」—語り物としての『平家物語』;常識と逸脱のあわいの『平家物語』—兵藤裕己『平家物語 「語り」のテクスト』を読む)
- 2部 ジェンダー批評のなかの「木曾最期」(「戦場」を踊りぬける—巴と義仲、「鎮魂」を選びとる;男が男を「愛」する瞬間—兼平と義仲、英雄たちが「失敗」する;乳兄弟の「創られた楽園」—「一所で死なん」という共/狂=演/宴)
- 3部 亡霊/怨霊と、鎮魂のシステム(見えない亡霊/顕れる怨霊—記憶/亡霊/不可能性;怨霊の表象/表象の亡霊—亡霊化する『平家物語』;鎮魂されない平家一門の物語—「主体」化する建礼門院)
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