書誌事項

ヘーゲル現代思想の起点

滝口清栄, 合澤清編

社会評論社, 2008.4

タイトル別名

ヘーゲル : 現代思想の起点

タイトル読み

ヘーゲル ゲンダイ シソウ ノ キテン

注記

文献あり

内容説明・目次

内容説明

若きヘーゲルの思索が結晶した『精神現象学』。体系的思索とそれを扱う素材とがせめぎあう。現代思想にとって豊かな知的源泉である同書をめぐる論究集。

目次

  • プロローグ ヘーゲル紀行
  • 第1部 『精神現象学』の影響史—フランス、イタリアを中心に(コジェーヴからヘーゲルへ;ヘーゲルと仏人哲学者の友人ヴィクトール・クーザン(一七九二‐一八六七);欲望と不安の系譜学—現代フランスにおける『精神現象学』の受容と展開;イタリア・リソルジメント論における“自由の宗教”のフォルトゥーナ—宗教改革なき革命の蹉跌と政治文化論の誕生(俗流ヘーゲル主義の問題圏))
  • 第2部 『精神現象学』の問題圏(『精神現象学』における相互承認論の位相;Entfremdungと啓蒙の精神—伝統的価値秩序の解体、あるいは新たな着手点;ヘーゲルの有機体論と社会—現象学は有機体の夢を見るか?;神々を模倣する装置—『精神現象学』「宗教」章の悲劇論;ヘーゲルとウィトゲンシュタイン—「論理に関するノート」読解)
  • 第3部 『精神現象学』の現在—読みの可能性(日本の『精神現象学』研究鳥瞰;発展史、コンステラチオン、エピステモロジー、マルクスそして『精神現象学』—ドイツにおけるヘーゲル研究の現在と展望;アメリカにおけるヘーゲル研究の現況)

「BOOKデータベース」 より

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