引き裂かれた身体 : ゆらぎの中のヘミングウェイ文学
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引き裂かれた身体 : ゆらぎの中のヘミングウェイ文学
松籟社, 2008.5
- タイトル読み
-
ヒキサカレタ シンタイ : ユラギ ノ ナカ ノ ヘミングウェイ ブンガク
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注記
博士号審査論文 (京都大学 2004年) を日本語に訳し、大幅に加筆修正したもの
内容説明・目次
内容説明
新旧の価値観のはざまで、葛藤と矛盾の中から紡ぎ出されたヘミングウェイ作品。そのダイナミズムを「身体」から読み解く。新視点からのヘミングウェイ論。
目次
- 1 ヘミングウェイ、その人生と身体(身体をめぐる伝記の試み)
- 2 「自然な身体」の誕生(大腸をぶら下げた兵士の身体;矯正される身体;機械の立ち入らない聖域;老いた身体)
- 3 痛みと麻酔のレトリック(麻酔をかけられた身体;麻痺する世代;麻痺からの脱出)
- 4 ヴィクトリア朝性道徳、性の解放、梅毒(禁欲主義か快楽主義か;神の怒り;あの恐ろしい肉欲)
- 5 男らしさからの脱却(髪と去勢;女性性を求めて)
「BOOKデータベース」 より