書誌事項

戦う村の民俗を行く

藤木久志著

(朝日選書, 843)

朝日新聞出版, 2008.6

タイトル別名

戦う村の民俗を行く

タイトル読み

タタカウ ムラ ノ ミンゾク オ ユク

注記

引用・参考資料: p299-307

内容説明・目次

内容説明

戦国の村人は、過酷な要求をする領主に対して、どのような手段で抵抗したのか?村をあげて逃げ出す「逃散」、ひっそりと夜逃げする「駆け落ち」など、したたかな対抗手段をとって生き延びていた。一方、領主は村人をどのように懐柔し、対策に奔走し、支配したのか?支配するものとされるものとの攻防は、智恵の戦いでもあった。しかし秀吉の平和令により戦国の世は、天下統一へと向かう。奥羽の戦国大名たちが味わったその変化と哀しみとは—。「戦国を行く」シリーズの著者が描く第5弾の本書では、板碑や年中行事を読み解き、新しい戦国の民俗誌の世界を展開する。

目次

  • 1 戦う村(村の百姓と戦国大名)
  • 2 奥羽の戦国(中世奥羽の終末;戦国望郷の歌—蘆名滅亡によせて;「奥羽仕置」論の視座—小林清治『奥羽仕置と豊臣政権』『奥羽仕置の構造—破城・刀狩・検地』によせて;連歌をよむ武士たち—上杉連歌壇の人と作品)
  • 3 戦国の民俗(「信仰地域論」の方法—中野豈任『忘れられた霊場—中世心性史の試み』によせて;戦国板碑の世界—中世比企の信仰風景;鎌倉公方の四季—中世民俗誌としての「鎌倉年中行事」から)

「BOOKデータベース」 より

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