収容所文学論
著者
書誌事項
収容所文学論
論創社, 2008.6
- タイトル別名
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収容所文学論
- タイトル読み
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シュウヨウジョ ブンガクロン
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内容説明・目次
内容説明
この息苦しい時代は、「収容所」と呼ぶのに相応しい。気鋭が描く「収容所時代」を生き抜くための文学論。石原吉郎、パゾリーニ、志賀直哉、柄谷行人、〓(すが)秀実から現代文学の旗手たちである村上春樹、阿部和重、中村文則、星野智幸、そしていまの状況まで縦横無尽に批評する、闘うための「批評」の書。
目次
- 媒介と責任—石原吉郎のコミュニズム
- 疲労の報酬
- 嫉妬と民主主義
- プロレタリアートはどこへ行ったのか—パゾリーニの暴力
- 踏切りを越えて—志賀直哉の“幼女誘拐”
- 柄谷行人とフーコー
- 隣接に向かう批評—〓(すが)秀実の“六八年”
- 空虚と反復—村上春樹の資本主義
- 汚辱に塗れた人々の生—阿部和重『シンセミア』を読む
- 『グランド・フィナーレ』を少女愛抜きで!
- 社会学化した現在—中村文則『銃』を読む
- 滅びようと望む人間たちの向かう先には
- 新日本零年—星野智幸『無間道』を読む
- 90年代批評とは何だったのか—柄谷行人と批評の空間
- 転向の現在と批評—「自分探しの旅」を降りるための必読批評
- 文芸批評批判序説
「BOOKデータベース」 より