書誌事項

贈与論

マルセル・モース著 ; 有地亨訳

勁草書房, 2008.6

  • : 新装版

タイトル別名

Essai sur le don : forme et raison de l'échange dans les sociétés archaïques

タイトル読み

ゾウヨロン

注記

欧文タイトル: Essai sur le don

著作目録: 巻末p1-4

参考文献あり

内容説明・目次

内容説明

原始社会の贈与慣行の考察から、宗教・法・道徳・経済の諸領域に還元できない「全体的社会的事実」を析出。レヴィ=ストロースやバタイユをはじめ多くの思想家に影響を与えたモースの代表作。

目次

  • 序論 贈与、とくに贈物の返礼をなすべき義務(適用した方法 給付、贈与およびポトラッチ)
  • 第1章 義務的贈答制と返礼の義務(ポリネシア)(全体的給付 父方の財産と母方の財産(サモア島);贈られた物の霊(マオリ族);人にたいする贈与と神にたいする贈与;覚え書)
  • 第2章 この組織の発展 気前のよさ・名誉・貨幣(惜しみなく与える規則(アンダマン諸島);贈物の交換の原則、契機および強度(メラネシア);名誉と瀋陽(北西部アメリカ);提供・受容・返礼の三つの義務;交換の対象物にひそむ力;名誉の貨幣;最初の結論)
  • 第3章 古代の法および経済におけるこの原則の痕跡—民族誌学的事実の分析の効用 人の物との区別は比較的新しい段階に出現した(人の法と物の法(原古ローマ法);他のインド・ヨーロッパ系諸法;古典ヒンズー法 贈与の理論;ゲルマン法 担保と贈与;ケルト法 ケルト民族にも義務的贈答制が存在する;中国法 売却された物にたいする売主の追求権—安南人の慣行か)
  • 第4章 結論(道徳上の結論;政治学上および経済学上の結論;社会学上および倫理学上の結論)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BA86225201
  • ISBN
    • 9784326602124
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    fre
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    322, 4p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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