詩人・菅原道真 : うつしの美学
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書誌事項
詩人・菅原道真 : うつしの美学
(岩波現代文庫, 文芸 ; 136)
岩波書店, 2008.6
- タイトル別名
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詩人・菅原道真 : うつしの美学
詩人菅原道真 : うつしの美学
- タイトル読み
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シジン スガワラ ミチザネ : ウツシ ノ ビガク
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注記
岩波書店 1989年8月刊の再刊
内容説明・目次
内容説明
平安朝最高の漢詩人であった菅原道真。彼の事績に古代日本における外国文化の移入と、それをさらに高次の価値へと結晶させようとする文化的営為を見る。「写す・映す・移す」という意味を含む「うつし」という概念によって道真の作品を考察し彼の軌跡を追い、「モダニスト」としての道真像を浮き彫りにして、現代文化のあり方をも問う力作。
目次
- はじめに—「うつし」序説(写実主義はなぜ勝利しなかったか;「うつし」という言葉 ほか)
- 1 菅家のうつしは和から漢へ—修辞と直情その一(菅原道真研究史;漢と和の統合 ほか)
- 2 修辞のこうべに直情やどる—修辞と直情その二(「詩を吟ずることを勧めて、紀秀才に寄す」;「阿満を夢みる」 ほか)
- 3 詩人の神話と神話の解体—修辞と直情その三(「寒早十首」;道真追放の理由 ほか)
- 4 古代モダニズムの内と外(詩人の達観;漢詩文から大和言葉文芸へ ほか)
「BOOKデータベース」 より