ボルネオ : 燃える大地から水の森へ
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ボルネオ : 燃える大地から水の森へ
岩波書店, 2008.6
- タイトル読み
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ボルネオ : モエル ダイチ カラ ミズ ノ モリ エ
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注記
引用・参考文献: 巻末p1-4
内容説明・目次
内容説明
赤道直下ボルネオ。ここに、地球温暖化の最前線がある。あいつぐ乱開発で「燃える大地」と化した泥炭湿地。火のついた火薬庫さながらに燃え広がる森林。豊かな緑と生命を育んできた「水の森」は、いまや巨大なCO2排出源へと変貌した。その知られざる実態に迫り、生態系再生の糸口をさぐる。
目次
- 1 くずれゆく水の森(熱帯泥炭の分布と形成;河川からのカリマンタン開拓;「水の森」と熱帯泥炭の開発1メガライス・プロジェクト;「水の森」と熱帯泥炭の開発2メガオイルパーム・プロジェクト;「水の森」の発火;不法伐採による「水の森」の荒廃と民族抗争)
- 2 熱い燃焼・冷たい燃焼(熱帯泥炭火災の規模と頻度;熱帯泥炭火災と地球環境問題;熱帯泥炭火災と大気汚染;熱帯泥炭の燃焼特性;熱帯泥炭火災の延焼過程;冷たい燃焼による二酸化炭素放出;おわりに)
- 3 レッド・エコシステム(インドネシアで生物が多様なわけ;動物の多様性喪失の現状;「水の森」植物の特徴;再生への取組み;おわりに)
- 4 変貌する水辺(水圏におけるスンダ陸棚の痕跡;メガライス・プロジェクト地域の水路網;インドネシアの湖の研究史;カハヤン川沿いの三日月湖;三日月湖の生態系;低湿地の生物と水域の保全;水圏の有用植物と栽培)
- 5 水の森をとりもどす(ダヤック族の自然とのつきあい方と農業;「水の森」のサトヤマシステム)
「BOOKデータベース」 より