京都学派の遺産 : 生と死と環境
著者
書誌事項
京都学派の遺産 : 生と死と環境
晃洋書房, 2008.6
- タイトル読み
-
キョウト ガクハ ノ イサン : セイ ト シ ト カンキョウ
大学図書館所蔵 件 / 全82件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
その他の執筆者: 安部浩, 嶺秀樹, 松井三郎
参考文献あり
内容説明・目次
内容説明
人間環境と地球環境の間。
目次
- 序論に代えて 環境概念の三段階と人間存在—京都学派の遺産の継承と環境問題
- 第1章 環境と人間—「場所」の論理と「痛み」の倫理(なぜ環境か?;近代化と環境;ディープ・エコロジーと有機的・生態的自然観;ディープ・エコロジーへの批判;「環境哲学」と京都学派の哲学—その東洋的思惟の特質;自覚と場所;場所の論理;西田哲学における「物」の見方—「格物致知」;場所と超越;「逆対応」の論理;トランス・デサンダンス—〈痛み〉としての倫理)
- 第2章 現代日本において「共生」は何故かくも流行しているのか—にも拘らず環境保護運動は何故かくも低調なのか(「共生」という語の二つの背景;我が国における環境保護運動の不振の理由;生物学的知見による、無政府主義的・仏教的「共生」からの脱却の試み;山内得立の「レンマの論理」—地球共生系に即応しうるロゴス)
- 第3章 田辺元と自然の問題(環境倫理の様々な言説;ベルクのエクメーネ倫理;絶対媒介としての絶対無と自然)
- 第4章 環境問題解決のための宗教倫理の吟味(京都学派の遺産から地球環境問題解決の指針は見出せるか?;地球環境問題と平行して進む遺伝子操作、生命倫理の問題;環境から見た宗教倫理の意味と今後の問いかけ;倫理学の四種型;宗教原理の比較と環境観;宗教指導者の環境倫理の一致
「BOOKデータベース」 より