閉塞経済 : 金融資本主義のゆくえ

書誌事項

閉塞経済 : 金融資本主義のゆくえ

金子勝著

(ちくま新書, 729)

筑摩書房, 2008.7

タイトル読み

ヘイソク ケイザイ : キンユウ シホン シュギ ノ ユクエ

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内容説明・目次

内容説明

サブプライムローン危機が世界を揺るがしている。その原因を知るには、バブルの発生・崩壊のメカニズムと、七〇年代以降の世界のお金の流れを押さえる必要がある。一方、日本国内を見ると、九〇年代以降、政府当局は「構造改革」と「金融自由化」により長期不況を脱する道を選んだが、この選択は果たして正しかったのか。政策のバックにある主流派経済学では、もはや問題を解決できず、格差の拡大など、社会の傷を深くするばかりだ。経済学の限界を指摘し、日本社会の現状と将来を見据えた新しい経済学の可能性を探る。

目次

  • 序 戦後最大の米国不況をどうとらえるか—金融資本主義の経済学
  • 第1章 バブルの経済学—サブプライム危機はなぜ起きたか(バブルはなぜ起こるのか;バブルはなぜ繰り返されるのか;バブル崩壊に対して経済学は役に立つのか)
  • 第2章 構造改革の経済学(供給サイドか需要サイドか;構造改革はどういう結末を迎えたのか;制度改革にはどういう思想が必要か)
  • 第3章 格差とインセンティブの経済学(「正義の問題」と経済学;インセンティブ理論の落とし穴;新しいタイプの不平等)

「BOOKデータベース」 より

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