煩悩の文法 : 体験を語りたがる人びとの欲望が日本語の文法システムをゆさぶる話
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煩悩の文法 : 体験を語りたがる人びとの欲望が日本語の文法システムをゆさぶる話
(ちくま新書, 730)
筑摩書房, 2008.7
- タイトル読み
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ボンノウ ノ ブンポウ : タイケン オ カタリタガル ヒトビト ノ ヨクボウ ガ ニホンゴ ノ ブンポウ システム オ ユサブル ハナシ
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注記
参考文献: p199-200
日本学術振興会の科学研究費補助金による基盤研究(A)「人物像に応じた音声文法」(標題番号: 19202013, 研究代表者: 定延利之)「身体化された心の人類学的解明」(課題番号: 20242026, 研究代表者: 菅原和孝), 基盤研究(B)「中国語と日本語の対照に基づく事象表現の総合的研究」(課題番号: 19320064, 研究代表者: 沈力)の成果の一部
内容説明・目次
内容説明
「文法的に問題だ」というのは、なにが問題なのだろうか。私たちは日常それほど理知的にことばを扱っているわけではない。立派そうな文法が、私たちの合理的でないおしゃべりから出来上がっていることは案外多い。本書では、そんな例として「体験の文法」を取り上げる。人は誰しも、体験を語りたがるという煩悩を抱えている。体験の文法は、ときに知識の文法をやすやすと超える。体験が「状態」をあざやかに「デキゴト」化する不思議なデキゴトを体験してください。
目次
- 第1章 知識の文法と体験の文法
- 第2章 ワクワク型の体験(ワクワク型の体験とは?;「で」;頻度語;「ばかり」;「たら」;「た」)
- 第3章 ヒリヒリ型の体験(ヒリヒリ型の体験とは?;頻度語;「ばかり」;「たら」;「た」)
- 第4章 環境とのインタラクション
「BOOKデータベース」 より