代表的日本人
著者
書誌事項
代表的日本人
(ちくま新書, 733)
筑摩書房, 2008.7
- タイトル読み
-
ダイヒョウテキ ニホンジン
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注記
参考文献一覧: p217-219
内容説明・目次
内容説明
教育が近代日本の驚異的な発展の基礎であったにもかかわらず、現在、初等教育から高等教育まで混乱を極めている。その再生の契機を、日本古来の伝統を近代に移し替えた嘉納治五郎の武道力、女性の社会進出のきっかけを作った与謝野晶子の女性力、少年に希望の大切さを教えて社会に活力を与えた佐藤紅緑の少年力、斎藤秀三郎(英語)・秀雄(クラシック)親子が示した文化の翻訳力、岡田虎二郎の静坐力に求め、その有機的なつながりを解き明かす。
目次
- 第1章 与謝野晶子の女性力(千年ぶりに表出した女性パワーの炸裂;男性に大きな影響を与えた稀有な存在 ほか)
- 第2章 嘉納治五郎の武道力(治五郎が体現する真のエリート像;廃れゆく「武」を近代仕様にメソッド化する ほか)
- 第3章 佐藤紅緑の少年力(少年たちの心に蒔いた種が花開く;放蕩家の本質にある卑怯を憎む純粋さ ほか)
- 第4章 斎藤秀三郎・秀雄の翻訳力(欧米の文化を日本に根づかせた親子;生涯に書いた著書の量は身長の一・五倍 ほか)
- 第5章 岡田虎二郎の静坐力(輸入思想に行き詰まった人々に浸透した;心身一如の方法として「静坐」を取り上げる ほか)
「BOOKデータベース」 より