偽装の商法 : 西鶴と現代社会

書誌事項

偽装の商法 : 西鶴と現代社会

堀切実著

(新典社新書, 13)

新典社, 2008.7

タイトル読み

ギソウ ノ ショウホウ : サイカク ト ゲンダイ シャカイ

大学図書館所蔵 件 / 38

この図書・雑誌をさがす

注記

参考文献: p125-126

内容説明・目次

内容説明

後を絶たない偽装事件。今に限ったことではなく、江戸時代にもよくあることだった!井原西鶴の鋭い観察眼によって記された、江戸の人々の知力・体力を総動員しての、だましだまされ模様を、現代社会になぞらえて説く。偽物を見抜く力を養う一冊。

目次

  • 1 偽装の商法—西鶴と『日本永代蔵』(偽装の時代;元禄のミートホープ事件—煎茶に茶の煮殻を混ぜて売出す ほか)
  • 2 ファンド—利益追究第一の詐欺的商法(詐欺的手法—営利至上主義の犯罪;思いがけぬお宝発見—定家の色紙も交じる枕屏風を太夫から手に入れる ほか)
  • 3 アイディア商法列伝(平成の創業者たち—「カンブリア宮殿」に登場する経済人;デパート商法の創始—越後屋三井九郎右衛門 ほか)
  • 4 元禄の保険金殺人未遂事件—『本朝二十不孝』と遺産相続(悪徳金融ブローカ—長崎屋伝九郎—親の財産目当ての息子笹六、逆転の死;二千両の財産を八千両と水増しした遺言状—世間体への気配りがもたらした悲劇)
  • 5 金銭という魔力—『本朝二十不孝』における少年少女犯罪(近世の異人殺し—小吟、九歳の犯罪;貧困のなかの家庭内暴力—生れながらの極悪人、遅すぎた天罰)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ