偽装の商法 : 西鶴と現代社会
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偽装の商法 : 西鶴と現代社会
(新典社新書, 13)
新典社, 2008.7
- タイトル読み
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ギソウ ノ ショウホウ : サイカク ト ゲンダイ シャカイ
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注記
参考文献: p125-126
内容説明・目次
内容説明
後を絶たない偽装事件。今に限ったことではなく、江戸時代にもよくあることだった!井原西鶴の鋭い観察眼によって記された、江戸の人々の知力・体力を総動員しての、だましだまされ模様を、現代社会になぞらえて説く。偽物を見抜く力を養う一冊。
目次
- 1 偽装の商法—西鶴と『日本永代蔵』(偽装の時代;元禄のミートホープ事件—煎茶に茶の煮殻を混ぜて売出す ほか)
- 2 ファンド—利益追究第一の詐欺的商法(詐欺的手法—営利至上主義の犯罪;思いがけぬお宝発見—定家の色紙も交じる枕屏風を太夫から手に入れる ほか)
- 3 アイディア商法列伝(平成の創業者たち—「カンブリア宮殿」に登場する経済人;デパート商法の創始—越後屋三井九郎右衛門 ほか)
- 4 元禄の保険金殺人未遂事件—『本朝二十不孝』と遺産相続(悪徳金融ブローカ—長崎屋伝九郎—親の財産目当ての息子笹六、逆転の死;二千両の財産を八千両と水増しした遺言状—世間体への気配りがもたらした悲劇)
- 5 金銭という魔力—『本朝二十不孝』における少年少女犯罪(近世の異人殺し—小吟、九歳の犯罪;貧困のなかの家庭内暴力—生れながらの極悪人、遅すぎた天罰)
「BOOKデータベース」 より