ナショナリズムの狭間から : 「慰安婦」問題へのもう一つの視座

書誌事項

ナショナリズムの狭間から : 「慰安婦」問題へのもう一つの視座

山下英愛著

明石書店, 2008.7

タイトル別名

ナショナリズムの狭間から : 慰安婦問題へのもう一つの視座

タイトル読み

ナショナリズム ノ ハザマ カラ : イアンフ モンダイ エノ モウヒトツ ノ シザ

注記

参考文献: p283-298

内容説明・目次

内容説明

他者を排除し差別するナショナルズムが支配する日本と韓国で、「慰安婦」問題はどのように認識されてきたのか。その解決のために今いかなる努力が求められているのか。女性学の胎動する90年代韓国で「慰安婦」問題解決運動に携わった著者による、ナショナル・アイデンティティと性暴力をめぐる思考と葛藤の軌跡。

目次

  • 序章 ナショナル・アイデンティティの葛藤
  • 第1章 日本軍「慰安所」制度の背景—朝鮮の公娼制度
  • 第2章 日本軍による性的暴力の諸相とその特徴
  • 第3章 韓国女性学と民族
  • 第4章 韓国における「慰安婦」問題の展開と課題—性的被害の視点から
  • 第5章 韓国における「慰安婦」問題解決運動の位相—八〇〜九〇年代の性暴力追放運動との関連で
  • 終章 ナショナリズムを乗り越えるために
  • 補論 勤労挺身隊となった人々の人生被害について

「BOOKデータベース」 より

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