昭和とは何であったか : 反哲学的読書論
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昭和とは何であったか : 反哲学的読書論
藤原書店, 2008.7
- タイトル読み
-
ショウワ トワ ナンデ アッタカ : ハンテツガクテキ ドクショロン
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内容説明・目次
内容説明
小説は歴史をどう語るか。昭和日本の中国体験とは何であったか。死の哲学とは何か。沖縄問題とは何か。これまで“死角”となってきた核心的な問い。時代の刻印を受けた書物を通じて「昭和日本」という時空に迫る。
目次
- 反哲学的読書論—三木清「読書論」
- 1 小説は歴史をどう語るか—フィクションが反覆する“真実”(黙って兵隊であるものの文学—火野葦平『小説 陸軍』;近代に反覆される親鸞—石和鷹『地獄は一定すみかぞかし 小説暁烏敏』 ほか)
- 2 アジア主義とは何であったか—昭和日本の中国体験(「支那事変」とは何であったか—『文藝春秋』昭和十三年新年号;中国主義者橘と国家改造論—橘樸「国体論序説」 ほか)
- 3 ナショナリズムとは何か—死の哲学(国民的物語「松阪の一夜」の成立—文部省『小学国語読本』巻一一;「種」の論理・国家のオントロジー—田辺元『種の論理の弁証法』 ほか)
- 4 沖縄問題とは何か—日米関係の戦前と戦後(太平洋よ心地よく眠れ—大阪毎日懸賞論文『五十年後の太平洋』;人が其処に住むこと—松島泰勝『琉球の「自治」』 ほか)
- 小田は其処にいつづけた—小田実を読む
「BOOKデータベース」 より