殉死の構造
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殉死の構造
(講談社学術文庫, [1893])
講談社, 2008.9
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ジュンシ ノ コウゾウ
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Note
主要参考文献: p248-249
引用史料: p250-251
原本は、弘文堂(1994年)刊
Description and Table of Contents
Description
近世初期、武家社会で流行した殉死。それは主君に対する忠誠心の発露とされ、美談や悲劇として語られる。だが戦国時代、主君を犠牲にしても助かろうとした武士が、なぜそのような行動をとるようになったのか。森鴎外が小説『阿部一族』に描いた事件を契機に、細川家・伊達家の殉死者の経歴や行動を史料から丹念に辿り、武士の心情に迫る。独特の日本文化に潜んだ意外な本質とは。
Table of Contents
- プロローグ 殉死と忠誠心
- 1 阿部一族の悲劇
- 2 情死としての殉死
- 3 細川忠利の殉死者
- 4 細川忠興と光向の殉死者
- 5 伊達政宗の殉死者
- 6 下層の殉死者たち
- 7 殉死者とかぶき者
- 8 「忠臣蔵」の本質
- 9 武士道の成立事情
- エピローグ 殉死解釈にみる死生観の転換
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