源氏物語
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源氏物語
(岩波現代文庫, 学術 ; 197)
岩波書店, 2008.9
- タイトル読み
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ゲンジ モノガタリ
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注記
1984年5月岩波書店より刊行されたもの
底本: 同時代ライブラリー版(1996年)
内容説明・目次
内容説明
五四巻の物語が巻数順に執筆されていないことは、何を意味するか。本書は、原作のほのかな言葉遣いから主題の展開をつかみ、『源氏物語』の成立過程、明瞭な構造を明らかにする。また、紫式部の恋愛と失意を歌集・日記から読み取り、創作との関連を鋭く見抜いて物語の奥深い世界に新たな光を当てる。この源氏理解は、読者の共鳴を呼び起こすものであろう。源氏物語千年紀に刊行する画期的源氏論。
目次
- 1 はじめに—何を読むか
- 2 まずは平安時代の婚姻について
- 3 桐壷巻の位置—物語の設定
- 4 桐壷巻と帚木巻は連続しない
- 5 a系の物語
- 6 b系の物語
- 7 紫式部の生活
- 8 cの物語
- 9 dの物語
「BOOKデータベース」 より