兎吊木垓輔の戯言殺し
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兎吊木垓輔の戯言殺し
(講談社文庫, [に-32-4] . 西尾維新文庫 / 西尾維新 [著]||ニシオ イシン ブンコ . サイコロジカル / 西尾維新 [著]||サイコロジカル ; 上)
講談社, 2008.10
- Other Title
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サイコロジカル
- Title Transcription
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ウツリギ ガイスケ ノ ザレゴトゴロシ
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Note
2002年11月に講談社ノベルスとして刊行されたものの文庫化
叢書番号はブックジャケットによる
Description and Table of Contents
Description
およそ論理立てて物事を考えるほど無意味なことはない。所詮論理など人の考えたものであり、そして世界は人の手には余りすぎる。博愛を自らの義務と課し、自由を何よりも重んじる、周囲に調和をこの上なく提供する誠実な正直者、つまりこのぼくは、七月、囚われの壊し屋を救う旅に連れられた。パーティのメンバーは玖渚友と鈴無音々。向かう先は悪の要塞—要するには『堕落三昧』斜道卿壱郎博士の研究施設。この冒険の登場人物は誰もが際限なく矛盾していて、誰もが際限なく破綻していて、そして誰もが際限なく崩壊していて、はっきり言って壊れている。それはひょっとしたら壊されただけなのかもしれないが、しかし戯言遣いのこのぼくに限って言えば、わざわざ壊してくれるまでもない。だってぼくは最初から、ほら、こんなにも見事に壊れてしまっているゆえに—。戯言シリーズ第四弾。
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