神の香り秘法の書 : 中国の摩崖石経

著者

    • 北島, 信一 キタジマ, シンイチ

書誌事項

神の香り秘法の書 : 中国の摩崖石経

北島信一著

(新典社新書, 22, 43)

新典社, 2008.11-2009.11

タイトル別名

神の香り秘法の書 : 中国の摩崖石経

タイトル読み

カミ ノ カオリ ヒホウ ノ ショ : チュウゴク ノ マガイ セキキョウ

大学図書館所蔵 件 / 26

この図書・雑誌をさがす

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784787961228

内容説明

一四〇〇年程前の中国、北斉の国に、自然の岩に経典や仏名を刻みつけてまわった一人の僧侶がいた。今なお残る巨大モニュメントの、その時代背景と、作り上げた僧侶の信仰。またそこに使われている様々な特殊文字の意味を解き明かす。

目次

  • 1 菩薩道と経変書(北斉の仏教;火焔の図像と『燃灯仏布髪授記』;火焔の図像を紐解く;髪塔;飛白体と釈迦の髪;二鼓山の「涅槃経変」と「釈迦一代記」;泰山「人」字と菩薩の位)
  • 2 僧安の浄土思想(儒教と浄土思想;飛白体の歴史と燕尾の書法;墓の中;浄土三部経の中の鳥;双鈎刻文字に阿弥陀仏がいる;阿弥陀仏 光の仏)
  • 3 大空王仏とは(一字一仏;盧舎那蓮華胎蔵世界を表す法界人中像;大空王仏四字の解釈;二つの空王;大空王仏と大日如来)
巻冊次

下 ISBN 9784787961433

内容説明

およそ一四〇〇年前の中国、北斉の国が遺した摩崖石経。山崖に刻まれた文字の神秘が明らかになった上巻につづき、下巻ではいよいよ摩崖石経の造営意義に迫る。なぜ石経は刻まれたのか、そしてなぜその造営は突如として中断されたのか。信仰、人物、歴史を付き合わせたとき、浮かび上がってきた真実とは。知られざる壮大な遺跡、その謎と意義がいま明かされる。

目次

  • 1 石経の歴史と展開(塔も山も本質は同じ;縦貫する仏塔思想 ほか)
  • 2 鉄山の盂蘭盆招魂儀礼(鉄山碑形の解析;鉄山は仏塔 ほか)
  • 3 洪頂山の仁王護国修法(洪頂山『仁王経』とその関連品;仁王護国修法の現場 ほか)
  • 4 摩崖石経の終焉(転輪聖王は如来ではない;造営が止まった)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA88147335
  • ISBN
    • 9784787961228
    • 9784787961433
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    2冊
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
ページトップへ