書誌事項

中世の借金事情

井原今朝男著

(歴史文化ライブラリー, 265)

吉川弘文館, 2009.1

タイトル読み

チュウセイ ノ シャッキン ジジョウ

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内容説明・目次

内容説明

「借りたものは返す」「利子はひたすら増殖する」という現代の常識。それと異なる独自の論理が中世にはあった。社会を円滑に循環させるため、借金システムが機能していた事実を明らかにする。はじめての中世債務史入門。

目次

  • 昔から法外な利子でも返済してきたのか?—プロローグ
  • 中世社会と貸し借りの世界(飢饉・疫病の日常化と債務契約の必然性;年貢・公事の代納制と債務契約;室町期荘園制の代官請負と債務契約;巨額な資金の調達法;借金のおかげで社会がまわる)
  • 中世債務返済をめぐる在地慣習法(法外な利子は返さなくてもよい;質物は安易に他人のものにならない;利子率制限法はなかった;中世の利息は総額主義で一定額以上にはふえない;無利子の借銭;借書の時効法)
  • 債務と返済の循環が連続する世界へ—エピローグ

「BOOKデータベース」 より

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