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古代東国の石碑

前沢和之著

(日本史リブレット, 72)

山川出版社, 2008.12

タイトル読み

コダイ トウゴク ノ セキヒ

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参考文献: 巻末

内容説明・目次

内容説明

日本に現存する古代の石碑・石塔はわずかに一八基、いずれも貴重な遺産であり文化財であるが、それらを歴史資料として取り扱うのは意外に難しい。真偽の検証から改竄の有無の確認、建立した人物やその目的の探索まで、細心の考察と大胆な推察とが必要とされる。そして何よりも、建立された場所や人びととの関わりに眼を据えなくてはならない。「日本三古碑」を含む六基の石碑・石塔が現存する東国は、それを試みるのに相応しい場所といえるであろう。その手始めとして、個々の石碑・石塔の特色をみていくなかで全体に通じる要素を探り出し、それを古代東国の歴史像解明への糸口にする、本書ではそのような読み解き方をしてみたい。

目次

  • 石碑から東国を考える
  • 1 古代石碑の見方と考え方
  • 2 日本古代の石碑
  • 3 山上碑—古墳から地方寺院へ
  • 4 金井沢碑—知識結縁の石文
  • 5 多胡碑—建郡の〓(ぼう)示と口示
  • 6 山上多重塔—衆生済度の石塔
  • 7 那須国造碑—評督韋提をしのぶ
  • 8 多賀城碑—蝦夷と坂東を結ぶ
  • 東国への歴史認識

「BOOKデータベース」 より

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