「性」の分割線 : 近・現代日本のジェンダーと身体
著者
書誌事項
「性」の分割線 : 近・現代日本のジェンダーと身体
(日本学叢書, 2)
青弓社, 2009.1
- タイトル別名
-
性の分割線 : 近現代日本のジェンダーと身体
- タイトル読み
-
セイ ノ ブンカツセン : キンゲンダイ ニホン ノ ジェンダー ト シンタイ
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注記
参考文献: p92-93
収録内容
- 元旦紙面にみる天皇一家像の形成 / 北原恵
- 和服改良論と「女性美」 : 明治後期の女性の服装とその規範性をめぐって / 小山有子
- 文明化と“男らしさ"の再構築 : 一九一〇年代の「廓清」に見る性欲論 / 林葉子
- 一九二〇年の「男性美」 : 「日本及日本人」の誌面から / 荻野美穂
- 『半男女考』 : 宮武外骨と大正時代の両性の接近 / テレサ・アルゴソ
- 日本初のサイボーグ? : ミス・ニッポンと優生学と戦時下の身体 / ジェニファー・ロバートソン, 荻野美穂訳
- M検の言説史・戦後篇 : あるいは男性身体の“侵襲的"経験はどのようにして忘却されるか / 澁谷知美
- “娘"をめぐる欲望 : 宝塚の娘役についての一考察 / 松本理沙
- まだ始まっていないこと、あるいはノラの奇蹟について / 冨山一郎
内容説明・目次
内容説明
「男らしさ」「女らしさ」は時代ごとに形作られて、さまざまな主張・言説の渦に巻き込まれながら変化し続けてきた。天皇家族写真から和服や男性美をめぐる論争、大正期のインターセックスの語られ方、戦時下の「ミス・ニッポン」の身体イメージなどの多様な事例から、“性”や“身体”という連続体に裂け目を入れて分離しようとする力学を浮き彫りにする。
目次
- 第1章 元旦紙面にみる天皇一家像の形成
- 第2章 和服改良論と「女性美」—明治後期の女性の服装とその規範性をめぐって
- 第3章 文明化と“男らしさ”の再構築—一九一〇年代の「廓清」に見る性欲論
- 第4章 一九二〇年の「男性美」—「日本及日本人」の誌面から
- 第5章 『半男女考』—宮武外骨と大正時代の両性の接近
- 第6章 日本初のサイボーグ?—ミス・ニッポンと優生学と戦時下の身体
- 第7章 M検の言説史・戦後篇—あるいは男性身体の“侵襲的”経験はどのようにして忘却されるか
- 第8章 “娘”をめぐる欲望—宝塚の娘役についての一考察
- 第9章 まだ始まっていないこと、あるいはノラの奇蹟について
「BOOKデータベース」 より