洛中洛外の群像 : 失われた中世京都へ

書誌事項

洛中洛外の群像 : 失われた中世京都へ

瀬田勝哉著

(平凡社ライブラリー, 660)

平凡社, 2009.1

増補

タイトル別名

増補洛中洛外の群像

増補 : 洛中洛外の群像

タイトル読み

ラクチュウ ラクガイ ノ グンゾウ : ウシナワレタ チュウセイ キョウト エ

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注記

平凡社 1994刊の増補

参考文献: p482-483

内容説明・目次

内容説明

米俵を積んだ馬、橋と中島、松の根元の石…上杉本『洛中洛外図』に描かれた小さな一齣から読者はいつのまにか中世京都の街頭につれ出される。米座と関、伊勢信仰と病、降格させられる神…史料の細部を読み抜く目が、洛中洛外の時代における都市の鮮烈な眺望をひらく。上杉本成立をめぐる卓論「公方の構想」を含み、音や匂い、手触りにいたるまで中世都市の具体を探りあてようとする名著の増補版。

目次

  • 1 上杉本『洛中洛外図』から(馬二題—上杉本『洛中洛外図』の一齣;失われた五条橋中島;弁慶石の入洛;公方の構想—上杉本『洛中洛外図』の政治秩序;ウラにそそぐ眼—町田本『洛中洛外図』の都市観)
  • 2 洛中洛外の時代(荘園解体期の京の流通;伊勢の神をめぐる病と信仰;飢饉と京菓子—失われた創業伝説;禁庭の砂;中世の祇園御霊会—大政所御旅所と馬上役制;五条天神と祗園社—『義経記』成立の頃;下人の社寺参詣—抜参りの源流;一青年貴族の異常死—父・山科言国の日記から)

「BOOKデータベース」 より

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