境界のアイデンティティ
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境界のアイデンティティ
(「九州史学」創刊五〇周年記念論文集 / 九州史学研究会編, 上)
岩田書院, 2008.12
- タイトル別名
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Identity of boundary/frontier : the collection of academic articles for the 'Kyusyu-Shigaku' 50th anniversary
- タイトル読み
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キョウカイ ノ アイデンティティ
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注記
欧文タイトルは英文目次による
その他の著者: 松木俊曉, 小宮木代良, 入間田宣夫ほか
内容:『九州史学』創刊五〇周年記念論文集によせて, 総説: 境界のアイデンティティ, I: 国家権力と系譜編纂(「氏族系譜からみた渡来人」, 「近世前期領主権力の系譜認識」), II: 境界権力の系譜認識(「中世奥羽における系譜認識の形成と在地社会」-「琉球王権の系譜意識と源為朝渡来伝承」), III: 言説のなかのアイデンティティ(「近世前期における「日本人」の「エトニ」」-「「日琉同祖論」という言説」), IV: 境界性の止揚と近代国家(「対馬藩の自己意識」, 「旧民法と帰化法案」), あとがき(有馬学), 著者紹介, 英文目次
English table of contents: p360
収録内容
- 『九州史学』創刊五〇周年記念論文集によせて / 吉田昌彦 [著]
- 境界のアイデンティティ : 総説 / 中野等 [著]
- 氏族系譜からみた渡来人 / 松木俊曉 [著]
- 近世前期領主権力の系譜認識 : 寛永諸家系図伝の作成過程から / 小宮木代良 [著]
- 中世奥羽における系譜認識の形成と在地社会 / 入間田宣夫著
- 中世西国諸氏の系譜認識 / 伊藤幸司 [著]
- 島津氏の自己認識と氏姓 / 水野哲雄 [著]
- 琉球王権の系譜意識と源為朝渡来伝承 / 田名真之 [著]
- 近世前期における「日本人」の「エトニ」 / 吉田昌彦 [著]
- 「世界」と「神国」 : 西川如見の「天学」論をめぐって / 高野信治 [著]
- 「日琉同祖論」という言説 / 屋嘉比収 [著]
- 対馬藩の自己意識 : 「対州の私交」の検討を通じて / 石川寛 [著]
- 旧民法と帰化法案 : 小嶋和司「明治前期国籍立法沿革史」をめぐって / 山口輝臣 [著]
内容説明・目次
内容説明
九州大学文学部国史学研究室(当時)で誕生した『九州史学』(1956年創刊)は、2006年に創刊50周年を迎え、2008年には150号を出すに至っている。本論文集は「境界」「境域」をキーワードに、上下2冊、全24編を収録する。上巻『境界のアイデンティティ』では、境界性・境域性を前提とした「アイデンティティ」の形成・展開をテーマとして、多面的なアプローチを可能にする論考を収録した。
目次
- 総説:境界のアイデンティティ
- 1 国家権力と系譜編纂(氏族系譜からみた渡来人;近世前期領主権力の系譜認識—寛永諸家系図伝の作成過程から)
- 2 境界権力の系譜認識(中世奥羽における系譜認識の形成と在地社会;中世西国諸氏の系譜認識;島津氏の自己認識と氏姓;琉球王権の系譜意識と源為朝渡来伝承)
- 3 言説のなかのアイデンティティ(近世前期における「日本人」の「エトニ」;「世界」と「神国」—西川如見の「天学」論をめぐって;「日琉同祖論」という言説)
- 4 境界性の止揚と近代国家(対馬藩の自己意識—「対州の私交」の検討を通じて;旧民法と帰化法案—小嶋和司「明治前期国籍立法沿革史」をめぐって)
「BOOKデータベース」 より