仮想儀礼 : the Seisen-Shinpô-Kai case
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仮想儀礼 : the Seisen-Shinpô-Kai case
新潮社, 2008.12
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カソウ ギレイ : the Seisen-Shinpô-Kai case
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注記
参考文献: 下巻巻末にあり
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784103133612
内容説明
信者が三十人いれば、食っていける。五百人いれば、ベンツに乗れる—作家になる夢破れ家族と職を失った正彦と、不倫の果てに相手に去られホームレス同然となった矢口は、9・11で、実業の象徴、ワールドトレードセンターが、宗教という虚業によって破壊されるのを目撃する。長引く不況の下で、大人は漠然とした不安と閉塞感に捕らえられ、若者は退屈しきっている。宗教ほど時代のニーズに合った事業はない。古いマンションの一室。借り物の教義と手作りの仏像で教団を立ち上げた二人の前に現れたのは…。二十一世紀の黙示録的長篇サスペンス。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784103133629
内容説明
スキャンダルの末、教団は財産を失う。しかし、残った信者たちの抱える心の傷は、ビジネスの範疇をはるかに超えていた。家族から無視され続けた主婦、ホテルで飼われていた少女、実の父と兄から性的虐待を受ける女性…居場所を失った者たちが集う教団は、次第に狂気に蝕まれてゆく。「カルト」の烙印を押された聖泉真法会。さまよえる現代の方舟はどこへ向かうのか—真の救済の在り処を問う、著者の新たなる代表作。
「BOOKデータベース」 より