心理学化する社会 : 癒したいのは「トラウマ」か「脳」か
著者
書誌事項
心理学化する社会 : 癒したいのは「トラウマ」か「脳」か
(河出文庫)
河出書房新社, 2009.1
- タイトル別名
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心理学化する社会 : 癒したいのはトラウマか脳か
心理学化する社会
- タイトル読み
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シンリガクカ スル シャカイ : イヤシタイ ノワ トラウマ カ ノウ カ
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注記
PHPエディターズグループ、2003年10月刊のものから巻末対談を割愛し、付録を加えたもの
解説: 樫村愛子
収録内容
- 「心理学化論」は「心理学社会」を越えるための"ラカン派"の武器である / 樫村愛子
内容説明・目次
内容説明
トラウマ、癒し、ストレス、プロファイリング…あらゆる社会現象が心理学・精神医学の言葉で説明される「社会の心理学化」。精神科臨床のみならず、大衆文化から事件報道に至るまで、分野を超えて同時多発的に生じたこの潮流の深層に潜む時代精神を鮮やかに分析。来るべき批評と臨床の倫理を追求する。
目次
- 1章 表象されるトラウマ—書籍・音楽編
- 2章 表象されるトラウマ—ハリウッド映画編
- 3章 精神医学におけるトラウマ・ムーブメント—PTSD、多重人格、ACにおける濫用
- 4章 カウンセリング・ブームの功罪—来談者中心の弊害、そして心のマーケット
- 5章 事件報道にかつぎ出される精神科医—「不可解な犯罪」を物語化する欲望
- 6章 こころブームから脳ブームへ?—「汎脳主義」への批判
- 終章 「心理学化」はいかにして起こったか—ポストモダン、可視化、そして権力
- 付録 「ひきこもり系」×「じぶん探し系」
「BOOKデータベース」 より