崩御と即位 : 宮中で何が起こっていたのか
著者
書誌事項
崩御と即位 : 宮中で何が起こっていたのか
新潮社, 2009.1
- タイトル別名
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即位と崩御 : 天皇の家族史
- タイトル読み
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ホウギョ ト ソクイ : キュウチュウ デ ナニ ガ オコッテ イタノカ
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注記
「波」連載 (「即位と崩御 : 天皇の家族史」2007年3月号-2008年11月号) に修正・加筆したもの
主要参考文献: p361-364
内容説明・目次
内容説明
父帝・孝明天皇の不可思議な夭折により、十四歳の幼さで皇位を継承した明治天皇。偉大な父の幻影に翻弄され、脳病に倒れた大正天皇。その不在を埋めた昭和天皇は、戦渦の中で大元帥として生きた。そして今上天皇は…。明治から平成までの代替わりの「その瞬間」をつぶさに検証、政治家や宮内官僚たちの思惑に巻き込まれながらも、近現代天皇制が確立していく五代の家族史を描く。
目次
- 摂政宮誕生と大正天皇の嘆き
- 貞明皇后の「妻としての選択」
- 「女性天皇」の成立とその限界
- 側近たちの死と時代の空気
- 大正から昭和へのその光景
- 見えてきた昭和天皇の実像
- 「父帝の影」と死を前にしての決意
- 残された昭和天皇の「お言葉」
- 「あの戦争」への自責の念
- 病状報道という非人間的空間
- 明治天皇、体調不良の日々
- 「聖上陛下御重態」宮内省の内と外
- 皇太子が闘う日々の実相
- 「洵に恐懼の至りに堪へず」
- 新天皇体制の形成と戸惑い
- 漢詩にみる大正天皇の心中
- 孝明天皇「毒殺」の噂
- 「亡霊」となった孝明天皇
- 時代を拓く君主の道
- 先帝を否定する宿命
- 天皇と皇后たちの時代
「BOOKデータベース」 より